
変なタイトルなんだけど・・・
今日のロイターのニュースで、パレスティナ/イスラエルのことが出ていて、何か我慢できないことがあるので
ひとり言として記録しておくことにした。
ロイターの記事:[ガザ 12日 ロイター] パレスチナ自治区の人権団体「パレスチナ人権センター」は12日、イスラエル軍が昨年末から22日間にわたって行ったガザへの大規模軍事作戦によるパレスチナ側の死者が、1434人に達したとの調査結果をまとめた。約3分の2は民間人だったとしている。
それによると、犠牲者の内訳は兵士が235人、警察官が239人で、民間人は960人に上った。民間人のうち、288人が子どもで、121人が女性だったという。
===以上===
なぜパレスティナ/イスラエル問題で
BankARTが出て来るかというと、話は去年の6月までさかのぼる。
イスラエルのプロパガンダ写真家として名高い「
ジブ・コーレン」の写真展と報道写真講座をBankARTでやるというメルマガをもらった。それ以前にBankARTは”お役人だ”、”反体制側の芸術は拒否する”などという意見を聞いていた矢先に「やはりBankARTは行くところまで行ったな」と思わざるを得ない状況になった。アートを主催するものが体制側について一緒にプロパガンダをやるのは”芸術”の意味がないような気がする。
上の写真は、「
Days Japan」という写真報道雑誌の編集長・広河隆一が40年撮り続けたガザのドキュメンタリー映画のポスターだ。ネットから広河さんの素晴らしい言葉を見つけた。
===以下引用===
記録の大切さをいよいよ思い知っている。
パレスチナだけでなくあらゆる方面で歴史が消去されていく現代では、
映像にせよ写真にせよ、ドキュメンタリーで記録を残すという作業は重要だ。
特に勝者が歴史を作る現代では、被害の歴史はかき消されていく。
アフガニスタンでもイラクでも、
爆撃によってどれほどの一般人に犠牲者が出たのかわからないのは、
爆撃した側がその後その場所を占領したからである。
ナチスが勝利していたら、ユダヤ人虐殺もなかったことにされただろう。
パレスチナの村々の破壊と追放が長く表に出なかったのは、
やはり
勝者イスラエルが、パレスチナの歴史を消し去っていったためだった。
それは地図からパレスチナの村々の名前が消えていくことを意味した。
もちろん歴史教育からもこの事実は消えていく。
歴史の上の抹殺でも、意識の上の抹殺でも、
そして肉体的な生命の抹殺という形にせよ、脅威を受けている場合には、
存在した証の記録を残すことがもっとも必要なのだ。
当時、良心的なユダヤ人たちもいて、パレスチナ人との共存を目指す努力も
さまざまにあったのだが、それらの記録もきちんと残さなければならない。
記録を残すこと、それこそが「共存」と「共生」の基盤であると思う。
そして私たちのしようとしている仕事だと考えている。
広河隆一
===以上===
ジブ・コーレンと同じ報道写真を撮る写真家であるが、なんと素晴らしい信念を持った人だろうか。
先月末の朝日新聞にこの2人の「闘論」が掲載されていた。⇦次のページに続く